【現地レポート】南三陸町役場開庁式

2017年9月3日()。
南三陸町では新設された役場の開庁式が執り行われました。
震災から7年目を迎え、ようやく本設の役場の完成です。
テープカット前には大森創作太鼓の演奏による勇ましい音色が
鳴り響き、会場はお祝いのムードに包まれていました。


テープカット後、庁舎内での式典の様子です。
多くの来賓の皆様がお越しになり、また報道関係者も類を
見ないほど集結していました。注目度の高さが伺われます。

新庁舎は震度7の地震にも耐えられる設計がなされており、
更には自家発電の設備や災害対策室も備え付けられています。
先の震災の教訓を生かす形で造られた役場新庁舎。
町長はこれまでの道のりや亡くなられた方々を想い、
声を詰まらせる場面が多々ありました。

新庁舎及び歌津総合支所の建設には地元の南三陸杉がふんだんに
使われているのが大きな特徴です。
式典では、FSCの認証登録証の授与式も行われました。

続いて役場庁舎の内覧です。
横長の構造の為か、仮設時代の役場とは印象が異なります。
天井、机、椅子、随所に木材が取り入れられ、山の町という
側面も持つ南三陸町らしさを感じる内装です。

窓は大きくまた数も多く、自然の光だけでもかなりの明るさです。
フロアの壁にはエアコンが設置されていないにも関わらず、夏は涼しさ
冬は暖かさを感じることが出来ます。これについては実際に役場へ行き、
体感されることをお勧めいたします。

3階にある議場に入らせていただきました。
こちらも南三陸杉が大量に使われています。
全体的に「和モダン」を感じさせる新庁舎の内部です。
9月4日(月)から新庁舎での業務が開始します。
※これに伴いBRTベイサイドアリーナ駅も4日から南三陸病院側へ移転します

新しい庁舎にはフリースペースがあり、後日カフェも営業を開始します。
“堅苦しい役所”とは少し違いますので、是非多くの方々に生まれ変わった
南三陸町役場を訪れていただければと存じます。(NIKE)

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